モトチャンプ 2013年10月号 ㈱三栄書房

HOT EXページ(P124)に『V-JET304e PVS』のインプレッションが掲載されました。

モトチャンプ 2013年10月号 ㈱三栄書房 ギャラリー

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■掲載記事本文
マフラーカスタムは実に奥が深い。ドレスアップ目的はもちろん、サウンドチューンや、エンジン性能にも大きく関わるので、マフラーひとつで、いろんな楽しみ方ができるのだ。
そんなマフラーに対して長年に渡り探究心をもち、研究、開発、製品化を重ねてきた関西の老舗マフラーメーカーであるNRマジックだ。
そんな同社が独自のノウハウで編み出したのが、今回紹介するマフラーに搭載されているパワーバルブシステム(以下PVS)だ。
PVSとは、エンジン回転に見合った排気調整を自動制御するシステムで、マフラー内部に設けられたリード弁によって排気圧力の開放率を変化させるのだ。
アクセル全開時には排気をガスが多く出るので、弁が開きして高回転域で抜けが良くなる。
アクセル半開時には弁が少し開くだけでマフラー内部の容積を小さくしたのと同じような効果を持たせてトルクを出すといったイメージだ。
そのPVSを採用した今回の新作V-JET304e”PVS”。コイツをズーマーXに装着してテストライド。

早速エンジンを始動すると、非常に静かな中で金属音の混じったような独特のサウンド。アクセル開度でこのテイストも少し変化するのはPVSの効果だろう。
走り出してみると、まずゼロ発進からスルスルと加速するマシンに変化した。このくらいパワフルに走ってくれるなら、ストレスも軽減されるだろうね。
高速域では加速は回転の落ち込みもないノビをみせた。
他にもこのマフラーには、渦巻き状に排気ガスの流れを促す”トリプルジェット排気”や耐震性に優れる”3Dベンダーステー”など同社のこだわりが凝縮されているのも魅力的。
排気ロスを軽減することで燃焼向上という付加価値も得られるというので、このV-JET304e”PVS”にピーンと来た方はお試しあれ。
(キッシー岸田)