モトチャンプ 2012年2月号 ㈱三栄書房

特集記事『NRマジックのニューチャレンジ』ページ(P104)でリードバルブ付きマフラーの開発記録が掲載。
HOT EXページ(P127)に『V-SHOCK304e』のインプレッションが掲載されました。

『NRマジックのニューチャレンジ』

モトチャンプ 2012年2月号 ㈱三栄書房 ギャラリー

コメント

■掲載記事本文
ついに完成品に試乗!!
性能はどんなもんじゃい!?
原チャリ用マフラーのトップブランドとして長年業界をリードするNRマジックのエジソン中里が、今から20年近く前に考案し、特許も得ているというリードバルブ内蔵マフラーを実際に作っちゃおうっていうこの企画もついに最終回。そう、完成しちゃったんでーす。
前号までにあらかた構想は固まっていたんだけど、排圧を調整するリードバルブの硬さやメインパイプの有無などは未決のまま。完成に向けて張り切るエジソン中里が1ヶ月もテストを繰り返し、仕様が決定いたしました~。細かい内容に関しては、写真を見て頂くとして、完成したマフラーを本誌編集長のチャボが早速試乗してきました。
まず、エンジンを掛けてみると、4ストらしく、しっかりと重低音が効いていて、前回のテストよりも音質はさらに向上。 エジソン中里に聞いてみると、どうやらVジェット特有の3本構成の排気パイプ径を拡大したからだそう。 これはもともと静かさも人気のNRマジックマフラーだからこそ可能な改良だ。
実際にアクセルを開けスタートすると・・・・、ノーマルの加速とは段違い。低速からぐいぐいスピードに乗っていきます。4スト特有のマイルドさが一変、トルクフル!さらにそこからスムーズに加速していき、60km/hを超えたあたりからの伸びも素晴らしい。グゥーと車体を車体を押されるように加速し、メーターの針は完全に振り切り状態。実際には測ってないけど、体感では70km/h以上は出てるはず。もちろん、高回転域でも音量はバッチリ静かなのでご安心を。
という訳で、見事性能アップを見込めるマフラーが完成したわけですが、乗り手がヘボかったからか、実際にリードバルブが生み出す効果を体感するまでには至らず・・・・・。でも、トルクは出てるし、高回転の伸びも素晴らしいので、効果はあると思われます!
ついに完成した車両を試乗し、エジソン中里もご満悦。これをベースに、製品化へと動き出す模様です。値段は未定、発売は3月頃かな~と笑顔を浮かべるエジソン中里の頭の中には、次なるニューアイテムのアイデアが 湧き上がっているみたい。気になる所ですが、これにてリードバルブ内蔵マフラー計画はいったん終了。次なるエジソン企画は近日スタートするやもなのでお楽しみに!

■掲載記事本文
ミニバイク界の老舗マフラーメーカーのNRマジックから発売されたV-SHOC304eを紹介しよう。まず第一印象はオトナなデザイン。マシンの形状や個性に合わせ込み「どうだ!マフラー変えてやるぜー」みたいなオラオラ感が無く、シンプルかつさりげなくドレスアップを楽しませてくれる。
マフラーのネーミングにもなっているSUS304eというステンレス材を使用し、錆びに強く、高強度に作られているのだ。さらに同社では業界初のオリジナル3Dパワーバンダーステーという極厚のステーを採用していて振動対策にも余念がない。
エンジンを始動すると静かで穏やかなやさしい音を奏でてくれた。今回はフルノーマルのマシンに取り付けて試乗したが、音よりマシンが進むイメージで、どんどん前へ押し出していってくれた。低~中~高速域を一言で分けるのが難しいほど滑らかにマシンを走らせてくれるので、いつのまにかスピードが出ているなぁと感じた。この特性はどこからくるのかと尋ねてみると、NRマジック社では流体力学に基づき1994年より開発を進められたV.E.S構造をこのマフラーにも取り入れている事で、マフラー本体をコンパクトにし、尚且つ燃焼効率もアップする事に成功し、中低速でのトルクアップ、そして高速域での伸びをも実現させてくれているとの事だ。このV.E.S構造は音にも生かされている。通常この手のマフラーで音を和らげてしまうとただの分詰まり感を与えてしまう物が多いが、このマフラーは排気の伸びやかさと心地良い音を両立してくれるのだ。
ラインナップも充実しているので、興味のある方は是非HPなどで確認して欲しい。走りも音も、見た目も大人なこのV-SHOCK304eで愛車のドレスアップ、レベルアップしてみてはいかがでしょうか?