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30年間脈動と戦い続けたエジソンが放つ発明品

マフラーの排気口に手をかざしてみて欲しい。その手にはトットッと強弱のある排気圧力を感じるはずだ。
このエンジンから吐き出された圧力波がマフラー内を行き来するのが脈動と呼ばれるもので、その現象に着目し製品作りに生かしているのがＮＲマジックだ。
その歴史は古く、94年には２ストチャンパーでパワーアップと燃費向上を実現した「ＶＥＳ構造」シリーズを発表。
その後、シリンダーとエキパイの間に挟む「パワーフランジ」を開発。そしていま話題なのがリードバルブ効果を採り入れた特許取得構造のＰＶＳ（パワーバルブシステム）だ。排圧に反応するバルブによって、低速域も高速域も良くなる夢のような機能。マフラー界のエジソンとまで呼ばれる中里氏。次はどんな手で僕らをびっくりさせてくれるのか楽しみで仕方ない。