モトチャンプ 2012年6月号 ㈱三栄書房

Moto-chanp Mono Expressコーナー(P20)とHOT EXページ(P116)に『V-JET304e PVSコンプリートエディション』のインプレッションが掲載されました。

モトチャンプ 2012年6月号 ㈱三栄書房 ギャラリー

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■掲載記事本文
常に独創的な発案から生み出されるチューニングパーツやマフラーを数多くリリースしているNRマジックの新作マフラーがコレ。
まず目を引くのは、3つの排気口を設けた3JET排気構造を持つサイレンダーエンド部分。サイクロンJET気流を発生させることで、静けさとパワーに加え、美しさもプラスしたコンセプトの完全オリジナルデザインなのだ。
そんなスペシャルな今回のマフラーだが、実は内部構造にこそ新機構が設けられるのだ。左上の写真は内部の構造を表したもので、PVS(Power Valve system)と呼ばれるリードバルブが排圧によって可変し、エンジン回転数に見合った排気を促すことで出力アップを実現するという独自の機構なのだ。
また、このV-JET304e PVSコンプリートエディションには駆動系キットもセットになっていて、これらを同時に組み込むことでマフラーの性能を最大限に引き上げることができるようになっている。
さっそく試乗してみると、クラッチがミートするタイミングがより高回転域へとシフトし、走り出しは実に元気一杯。マイルドな印象だった出足が俊敏に加速してくれるかのように変身していました。排気音量は抑え気味だけど軽やかにフケ上がり、高速域での伸びもとても秀逸。グングンと加速してくれるから、交通量の多い幹線道路などでも違和感無く車の流れについていけるはずだ。今回のテスト車両はノーマル車なので62km/h付近(メーター読み)あたりで速度リミッターが効いてしまったので、最高値は不明だけど、60km/hを超えてメーターを振り切った状態からもまだまだ加速の伸びが続く印象だったから、キタコ製のi-mapなどを組んでリミッターカットしてあげれば最高速はもっと上がるはずだ。
中~高速域が元気になるマフラーなので、ハイスピード重視な方に試してもらいたい1本だね。

■掲載記事本文
特許取得の新機構で排圧をコントロール!
可変バルブを採用した新型マフラー!
パソコンやスマホのOSは常に進化を続け、次々とバージョンアップされていますよね。
ユーザーはそのたびに「どんな機能が追加されたのかな?」とか「処理スピード上がったかな?」なんて期待しちゃうわけです。そんな風に日々進化しているのはバイク用パーツも同じで、ここで紹介するNRマジックのV-JET304e PVS Complete Editionも2012年に革新的なバージョンアップを果たしたのです。
初代はトリプルジェットサイクロン機構を搭載して注目を集めたV-JET304eマフラー。それをベースに、新たにサイレンサー内部に排圧を自動で調整する可変バルブのPVS(パワーバルブシステム:特許取得済)を採用したのが、ここで紹介するV-JETe PVSマフラーなのです。これらのシステムが、低速でのトルクのアップと高速域でのパワーアップを実現しており、そこに専用プーリーキットをプラスし、リミッターをカットしたことで、さらに高回転域での伸びも得獲得。同社が行ったJOGでの最高速テストでは、ノーマルは62km/hなのに対し、このキットを投入したマシンは93km/hを記録して驚異の結果を残したのです。 今のスペックでは物足りないという人は、新しくバージョンアップされて性能がアップしたこのV-JETe PVSマフラーを、ぜひ体感してみてくださいね。