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・NRマジック緊急取材ページ(P84・85)

書籍の目玉記事を熱望され、緊急取材にお応えしました。
業界初の機能パーツ「パワーフランジ」を発売前に一般公開スタートしました。
製品パッケージ未確定状態で取材を受けたのも初!
緊急だったあの時が、パワーフランジ発売開始の良い思い出です。

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■掲載記事本文
パワーフランジをリポートする
「パワーフランジ」とは、NRマジックが製造、販売するパワーアップパーツの商品名である。その名前をただ聞いただけでは、どのような効力のあるパーツであるのかは分からない。そこで、発売元のNRマジックを取材し、代表の中里氏にその特徴を伺った。
まず商品名の形態だが、それは読んで字の如く「フランジ」である。効用はというと、このフランジはエキゾーストマニホールド部分、エキゾーストパイプとエンジンの排気ポートの間に挟むだけで燃焼効率やパワーの向上が望めるとのこと。なぜそのようなことが可能なのか。その仕組みを詳しく尋ねたところ、驚くほど単純、かつ画期的なものであった。
パワーフランジは、中央の排気ガスが通る穴の内側から横穴が彫られており、中に空洞ができている。
排気ポートを通って排気されたガスはこの空間で一度膨張し、オーバーラップの瞬間に未燃焼混合気を引っ張る。エキゾーストパイプで収縮された排気ガスは、シリンダー内へと戻る衝撃波となって混合気を押し戻し、燃焼効率を向上させるという訳だ。つまり、この小さな空間がチャンバーの役割を果たしているのである。しかし、フランジに彫られた僅かな空間が、燃焼効率やパワーに影響を与えるような効果を発揮するのだろうか。中里氏曰く、排気ポートを出たばかりの排気ガスは速度も遅く、僅かな空間であっても効果は大きいとのこと。また、排気が速くなるほど影響は少ないので、高速域の伸びは阻害しないという。
パワーフランジは、現在特許申請中。今後も様々な車種に対応できるよう、展開していくとのことだ。

多くの経験に裏打ちされた技術でスタイルと性能を両立させる
後方へ向かって程よくせり上がったフォルムに躍動感があるこのマフラーは、NRマジックのV-ASTRO Finalだ。寄り道することなく最短距離でサイレンサーへと続くエキパイと、その勢いを加速するように猛々しく伸びる大口径サイレンサーが描く導線は極めて潔く、男らしいパワフルな性能を感じさせる。
社長自らのレース経験を元に、画期的なアイデアが数多く織り込まれたNRマジックのマフラー。特許出願もされた独自技術“VES構造”のお陰で、軽量さをキープしたまま、高速域を犠牲にしない中低速域でのトルクアップが実現した。